台湾・池上 全美行の素食弁当
台湾のお弁当、便當が大好きだ〜〜。
便當はビエンタンと読む。
日本の弁当と違うところは、
●下にご飯が敷き詰めてあり、上におかずが乗っている。(ごはんとおかずの間の仕切りがない、台湾のは、ほっともっとののり弁みたいなイメージ)
●温かい
日本のお弁当は、食べる時冷めている前提で味付けやおかずが考えられているけど、台湾のお弁当は保温してあり温かい。
台湾の人は冷めたごはんを食べるなんて考えられないらしい、(と本でよんだことがあります。)
だいたいどのお弁当もメインのおかずがドーンと豪快に乗っかっており、副菜やお漬物がそのすき間に詰めてある感じ。
メインのおかずは、鶏肉や豚肉を揚げてから甘辛く煮た物が多い。
副菜は煮卵や高菜のようなお漬物、あとは厚揚げと湯葉の中間みたいな食材、「豆干」を甘辛く煮た物、台湾のソーセージ「香腸」などがよく入っている。色は全体的に茶色っぽくて、見た目より味重視!って感じ。タンパク質モリモリ弁当!
私は肉が苦手、特に肉の塊はダメなので、(脂身やニュルッとしているところ、肉の味が苦手)肉系の便當は食べられず、その時点で台湾のメジャーな便當はほぼ食べられないんだけど、それでも便當大好き。
肉嫌いは何を頼むのかというと、鯖の塩焼きや海老カツなどの魚介がメインおかずの便當や、肉魚を使っていない素食便當。
台湾には駅弁のメッカと呼ばれている(?)ところがある。池上というところ。台湾東側、花蓮と台東の間にある町。
池上は美味い米どころとして有名で、日本でいう魚沼みたいなイメージ?
台鐡の池上駅を降りると、駅前には弁当屋が数件並んでいる。
駅前の様子↓
有名な便當屋さん「全美行」のお店も駅近くにある。(上の写真の右側手前にある店)
全美行の便當は、池上駅ホームで、売り子さんが手渡し販売している。
駅に電車が到着すると、開いたドアからお客さんが買いに来たり、お客さんがこっちお願いしますと手を振ると、売り子さんがホームをダッシュしてお弁当を渡してくれる。みんなこの駅弁を買うのを楽しみにしているみたい。値段は2015年時点で1つ70元。
お店でも出来たて便當を買うことができる。
スタンダードなお弁当と素食弁当と2種類。素食弁当の方は、多分お店でしか買えないんじゃないかな。
スタンダード弁当の方は、お肉系のおかずが多い。排骨的なお肉、チャーシュー、香腸、煮卵、何かの天ぷら、あとは野菜炒め、生姜の甘酢漬けのようなもの。
素食弁当は、厚揚げの甘辛煮、湯葉みたいなの、芋の天ぷら、大豆でできた肉もどきのようなもの、野菜炒め、漬物。
(日によっておかずは変わるみたい)
左:素食 右:スタンダード
包みも味がある~
私は素食弁当を食べたんだけど、おかずの野菜が今日調理したんだなってわかるみずみずしいシャキッとした味で、厚揚げの甘辛もご飯とあっておいしい。お米もおいしい。
是非また食べたい!!!
池上は貸自転車屋もたくさんある。美しい田園エリアなので、サイクリングには最高の場所。貸自転車屋で自転車を借りると、周辺マップをくれるので、それを見ながらぐるぐるまわるのも楽しい。麦わら帽子も貸してくれる。
↑
この木のところで、かつて金城武さんがCMの撮影をしたので、金城武の木として観光スポットに。ここだけ人がすごく多い。台風でこの木が倒れたと聞いたけど、その後どうなったかな?
↑みんな連結している
↑どうやって走っているのかというと、キャディーさんの乗ってるような車でみんなを牽引している。楽しそう~。
天気が悪かったらやることなさそうだけど、晴れていたらのんびり楽しい1日が過ごせるところです。おすすめ。