台湾 旅準備 飛行機輪行
旅の準備でいくつか大きい心配事があったけれど、
その一つが飛行機輪行。(飛行機に自転車を乗せる)。
【不安&心配ポイント】
①飛行機用輪行袋を買うか or 大きい段ボールを用意して入れるか
②どこまで分解すればいいのか
そして自分にそれが出来るのか
また分解したものをもとにもどせるか
③ 空港までどうやって運ぶか
①飛行機用輪行袋を買うか or 大きい段ボールを用意して入れるか
自転車を飛行機に乗せるには、電車に乗せるとき使っている薄い輪行袋だと危ない。
電車の場合は、最初から最後まで自分で管理するけれど、
飛行機の場合は預けなくてはいけなくて、その間は誰がどうやって扱っているかが分からないから。
飛行機輪行には、いろいろなタイプの商品が出ているけれど、
よく見るのは、
①内側にウレタンなどが入って衝撃を吸収する輪行袋と、
②スーツケースみたいにがっちりハードなケース。
ウレタン入りの方は、オーストリッチのOSー500という輪行袋がよく使われているようで、重さは2キロ、3つに折りたため(折りたたんでも結構大きいけど)、値段はアマゾンで16000円くらい。
スーツケースみたいなやつは、頑丈だけど、とても高価で(5万円以上するものが多い)折りたためないものが多く、それ自体の重さも重いので、レースに出るプロの人が使うようなケースなんだろうな。
段ボールの場合は、近所の自転車屋さんに、段ボールを分けてもらえば、値段はかからず、使い終わった後は捨てられる。段ボールなので、より梱包に気を遣わなくてはいけない。雨にぬれるとめんどくさい。
また、帰りも自転車屋を探して段ボールを分けてもらわないといけない。
お金で解決するか、梱包をがんばるか、二者択一で、お金で解決することにした。
オーストリッチのOSー500をアマゾンで購入。
(ヤフオクにもちょくちょく出ていて、私が見ていた時は、12000~13000円くらいで取引されていた。私は買うタイミングが合わず断念したけど)
また、飛行機輪行の時は、「リアディレイラーは外した方が好ましい」と袋の説明書にも書かれていたけれど、外してもとにもどせる自信がなかったので、オーストリッチのエアープロテクターを後から購入。
買って届いてから知ったことは、エアープロテクターだけ買ってもだめで、タイヤのチューブが必要なこと。チューブは近所のスーパーで購入。
(つかいかた)
チューブに軽めに空気を入れる
→それを折りたたんでエアープロテクターにうまく収納して、
→チューブの適度な弾力でリアディレイラーを包み込み、
→衝撃から守る
という仕組みになっている。
(これならエアープロテクター買わなくても、チューブさえあれば似たようなものを自作できそうな気もする。)
②どこまで分解すればいいのか
そして自分にそれが出来るのか
また分解したものをもとにもどせるか
袋に入れるおおまかな手順(私の場合)
●ペダルをはずす
●荷台をはずす
●スタンドをはずす
●前輪・後輪をはずす
●前と後ろの車輪のところにエンド金具をつける
●ハンドルとフレームをひもで固定する
●チェーンカバーをつけて、
リアディレイラーのところにエアープロテクターをつける
●部品を袋に収納する
※たくさんのねじを外すので、なくさないように注意。
※ペダルを外すのはペダルレンチが必要なので、自転車屋で購入。
(ペダルを外すのちょっとめんどくさそうという先入観があったので構えていたけれど、なんてことはなかった)
※エンド金具はほかの方のブログなどを参考に見よう見まねでつけてみたけど正確にできているかは謎。後輪の方は、外に張り出す角度にするとどうしても輪行袋に入らないので、付ける方向に気をつける。
※やはり何回か練習して、慣れるしかない~!
※私の自転車のサイズはわりと小さめだと思うけれど、ハンドルまっすぐのクロスバイクだからなのか、OSー500には、なんとか入る大きさという感じだった。
もしかしたら男性用のまっすぐハンドルクロスバイクだと、ハンドル部分も分解しないとOSー500には入らないのかも?とふと思った。ハンドルとるのって簡単なのかなあ??
③ 空港までどうやって運ぶか
最初、羽田空港まで家から自転車で走って、当日空港で輪行袋にいれようかなと考えていた。
だけど、家で練習してみて、家で落ち着いて袋に入れて、不備がないようにしたほうがよいと思い、旅行前日、家で梱包。こうやったほうがいいかな、ああやったほうがいいかなとか色々やって、出来る限り丁寧な作業を心がけ、一時間半くらいかかった。(途中集中力切れて休憩したり、ネットみたり。テスト前の学生のころと変わっていないよ。)
当日は友人に空港まで車で送ってもらった。
(帰りはタクシーに乗せて帰った。トランクにはぎりぎりで入らなかったので、後ろの座席に置かせてもらった。十分な広さ。)
空港についたら、カートがあるので、それにすべての荷物をのせて移動。
はじめて空港のカートを使ったけど、あんな便利なものがあるとは…!!感動。100キロまで運ぶことができる!
今回はJALで羽田ー台北松山の便で行った。
台北には、台北松山空港と桃園空港があり、ちょうど羽田と成田みたいな感覚。
【台北松山】:出たらすぐ台北の市街地。桃園にくらべて小さい空港(空軍の空港と兼用)
【桃園】:台北市街地までバスで1時間くらいかかる。第一ターミナル、第二ターミナルがある。
私は今回松山空港着の便を使いたかった。
松山空港は、建物を出るとすぐ市街地の道路とつながっているので、そのまま自転車を組み立てて走ることができると分かっていたのと、やはり旅の始まりは台北から始めたかったから。
桃園空港は、大きい空港なので、建物を出たところは車専用の道路だけで、自転車で走れないかもと思い(未確認)、台北から旅を始めるとするとバスに乗って台北まで出なくてはいけないので面倒だなと思ったのが理由。
ただLCCはおそらく100%桃園空港着~…。
また航空会社によって、預けられる荷物の大きさ、量が違う。しかも、ちょこちょこ規定が変わるみたいなので、行く前に調べた方がいいと思う。
私が調べた結果は、(エコノミークラスの場合)
★JAL:預かり手荷物2個まで無料(23㎏×2)(大きさは3辺の和203㎝まで)
※超過料金1個あたり一万円
★エバー航空:預かり手荷物2個まで無料(23㎏×2)(大きさは3辺の和158㎝まで)
※超過料金 1キロあたり15アメリカドル
※自転車を載せたい場合はあらかじめ予約時に伝え、ペダルを内向きに固定する(?ペダルを外せってことかな?)
★ANA:預かり手荷物2個まで無料(23㎏×2)(大きさは3辺の和158㎝まで)
※3辺の和158~292㎝だと超過料金二万円
輪行袋の3辺の和が、230㎝くらいなので、規定158㎝までのエバーとANAは確実に超過料金を取られる。
JALなら2~30㎝の違いなので、もしかしたら見逃してくれるかもしれないぞと淡い期待をもって、JALの航空券を購入。
結果、超過料金しっかり払ってきたよ。