台湾9日目 嘉義12㎞

●今日の天気予報は雨。嘉義でのんびりすることに。

嘉義名物の雞肉飯(七面鳥)を食べてみる。私は肉がほとんど食べられない(宗教ではなく、味と食感が苦手。鶏のささみは好き)のだけど、脂っこくなさそうだし、台中の大学生朋友がやたらおすすめしていたし、これならいけるかもと半分自己暗示をかけつつチャレンジ。お肉がこまかくほぐしてあり、甘辛のたれがかかっているご飯。わりとおいしく食べられました。

●北回帰線のモニュメント見学。とうとう熱帯か~!

●檜意森活村農業精品区で、KANO故事館を発見。

KANOは数年前台湾で大ヒットした甲子園映画。台湾が日本の一部だった時代(1930年代)、嘉義農林高校が、甲子園で準優勝した実話をもとにしている。KANO=嘉農(嘉義農林高校の略)。それまでの甲子園出場台湾代表チームは、台湾といっても、台湾に渡った日本人の子供たちで編成された実質日本人のチームだったけれど、嘉農は日本人、台湾人、原住民MIXチーム。やる気もなくて、練習試合は負けてばかり。街では他校の生徒とけんかしたりどうしようもないチームだった。日本から来たコーチ(永瀬正敏)の厳しい熱血指導で色々ありながらも強くなっていく話。この映画に出ている嘉農の男の子たちは、野球経験はあるけれど、演技経験のない子がオーディションで選ばれたらしい。野球シーンをリアルに撮りたかったそうだ。しかも、台詞は日本語がほとんどで、めっちゃたどたどしい日本語なんだけど、そこがかわいくてよい。台詞覚えるの大変だっただろうな~。映画は3時間の長編映画で、この映画を作った人の、いろんなものに対するLOVEがあふれてる映画だと思いましたよ。

kano1931.com

 

ここのKANO故事館には元気な受付のお姉さんがいて、永瀬正敏が映画の中で書をしたためていたシーンの再現写真を撮ってくれたり、本を一生懸命説明してくれたり、物販をすすめてきたり、おもしろかった。

檜意森活村農業精品区は、昔の日本家屋を再現(移築?)してあるエリアで、家屋のなかは、ショップやカフェとして利用している。(横浜赤レンガみたいなかんじ)

この近くに阿里山森林鉄道の北門駅がある。

阿里山鉄道はいまは観光鉄道になっているけど、日本統治時代は阿里山のりっぱな檜を切って、この北門駅まで運んで、日本までまた船で運ぶといったように、林業でとても栄えたエリアだそう。その林業に携わる職員たちが住んでいた日本式家屋をよみがえらせ、保存&観光資源としてはじめたのが檜意森活村農業精品区。なのでこの日本家屋は檜で作られている。檜ってこんないい茶色になるのか。

阿里山鉄道にそんな歴史があったことは全然知らなかった。

北門駅は旅行前に写真でみて、雰囲気のある素敵な駅だったのでぜひ行ってみたくて寄った。雨が強くなって駅で雨宿り。あともう15分で電車到着の時間だったので、蚊にたくさん刺されながら待機。かっこいい鉄道を見ることができた。今度は乗ってみたいな。

●聞こえてくる言葉が中国語より台湾語のほうが多い気がする

 

 

標識に阿里山の文字!(天気悪くて見えなかった)

 

北回帰線

 

かわいいバス停

 

檜意森活村農業精品区

 

 

レンタル和服(ゆかた)もあり、台湾ギャルがキメキメで自撮りしまくっていた。キメキメ自撮りを見てるの大好き~。自分は照れがあってできないから羨ましく思う。

 

 

昔のおもちゃ博物館なんだけど、私だったらここにスーパーマンを設置しないと思う。

 

KANO故事館

 

 

かっこいい北門駅

 

阿里山鉄道